「事件６」

再放送がありました。
で、以前録画してあったやつを、この機会に見直してみました。

やっぱすごいわ一生くん。

軽く流そうと思ってたのに、目が離せなくなった。
勇一の心の中は複雑である。
まだ子供なのに、母を、妹を守りたい、その思いでいっぱい。
ふと気づけば北大路欣也さんとのガチな芝居。
ちょっと一歩離れた目で見てみれば
高校生でドえらい役者だ、高橋一生という人は。
ひとつひとつのセリフや表情が、その複雑な胸の内を表す。

「真実を隠すことだけが思いやりじゃないはずだ」

この北大路さんのセリフ、深くて好きなんだけど
これをね、高校生の勇一が”感じる”んですよ。
大人でも深い言葉を理解しようとするわけですよ。

そしてこのドラマで何より大好きなのはラスト。
いろいろ思い悩みながら、僕が守っていかなければいけないんだと決意しても
そこはまだまだ高校生なのです。
母親に会った時、妹に続いて母の元へ走り出す勇一は
まだまだ高校生なのです。
甘えたような表情で「母さ～ん！僕、いろんな事が怖かったよ～」とでも言うように。

すごい。すごい役者だわ、やっぱり。
と再確認させていただきましたよ。