若手演出家コンクール２００６

などというものがあるのを知ったのは
「東京サギまがい」の山田能龍さんが優秀賞を取って
今、最終決戦の時だからだ。

これは行っとかなきゃ、とダッシュで行く。
ちょっと遅れるけど仕方ない、と劇場へ入ったら

・・・溢れてる・・・人が・・・

とにかくそんなだから開演も押してて
最後から２番目の私はただでさえ狭い一番前の椅子席の前に置かれた座布団。

せっ・・・せまいっっっ！！！

体育座りすらできません。
妙な格好で観る羽目になるわ、こんな前で恥ずかしすぎるしっ！
・・・と、そんな中、芝居が始まる。

面白い。能龍さんならでは、の芝居だ。
誰が出てるのかもよくわからないで行ったら
ガラさん初めサギまがいのかなりなメンバーが出てるじゃないか。
細かい人間像が好き。セリフのやりとりの間が好き。
笑って泣かせて、そこに描かれる人間らしさ、温かさが好き。

というわけで妙な格好もなんのその。
いい芝居をありがとう、と思ってたら、そうだったコンクールだった。
トークショー付きだった。知らなかった。

流山児さん他４名の審査員が出てくる。
うわっ演劇人のにおいプンプン。ビリビリくる！
そこに最後に能龍さん登場。かわいい。緊張してる♪
何か言われると「おっしゃるとおり！」
結構、つっ込んだ演劇人たちの意見の応酬に
「やっぱ、この世界、好きだー」と思っちゃったよ。

時間がなくて、他の４作品が見られない。
そうすると投票の権利ももらえない。
あー、演劇人生送りたい。